21世紀の医学教育を助成します次世代を担う人材の育成
共用試験「OSCE(客観的臨床能力試験)」
4年次学生は診療参加型臨床実習に入るために必要な知識、技能、態度を有するか、6年次学生は卒後臨床初期研修の開始時に必要な臨床能力のうち、定められた時間に適切に診療が実施できるかを評価する試験です。
共用試験「CBT(コンピューターによる試験)」
4年次学生が臨床実習開始前までに習得しておくべき必要不可欠な医学知識を総合的に理解しているかを評価する試験です。
医学部医学科学生及び医学研究者の海外派遣
医学科学生を海外の大学病院や三沢空軍基地病院へ派遣し、臨床実習を中心とした研修及び国際交流の機会を提供しています。ハワイ大学医学部で実施される夏期研修では、PBL(問題解決型学習)や注射実習、禁煙外来など実践的な実習が多いだけでなく、現地学生との文化交流などを通して学生自身が国際的な視野を持った医師となる貴重な機会となっています。
また、毎年2名の教員をハワイ大学で実施される「ハワイ大学PBLワークショップ」に派遣しています。ハワイ大学では、臨床推論を重視している「ハワイ大学方式」と呼ばれるPBLが実施されており、その手法を学ぶ機会を提供しています。

ベスト研修医賞選考会
臨床実習で研修医たちに身近に接した医学生に、ベスト研修医・ベスト指導医を選んでもらうことにより、研修医、学生、指導医のモチベーションを向上することを目的とした教育的行事です。

外科手術体験セミナー
弘前大学医学部附属病院の外科医師が中心となって、県内各地で年1回開催している。対象は中学生・高校生で、模擬手術を体験してもらっている。人体モデルを使っての縫合コーナーなどがあり、医師とマンツーマンでの手技体験もあれば、内視鏡外科手術コーナーなどのチームでの手術体験もあります。

弘前大学白菊会
献体は、死後、自分の身体を無条件・無報酬で解剖学の教育と研究に役立てるという「次世代への最後の贈り物」です。医学生は会員の皆様と昼食を共にして語らい、人生の大先輩から無償の愛を学びます。

地域医療振興を助成します医学医療を県民の文化の中に
健康・医療講演会
講演会は地域住民を対象に年2回開催し、前年度の来場者アンケートにおいて要望の多いテーマを取り上げるなど、専門の講師が分かりやすい内容で講演しており、例年好評を得ています。

家庭でできる看護ケア教室
一般市民の方々を対象に、専門分野で働く看護師が講師となり家庭で活用できる看護ケアについて学ぶ機会を提供しています。住み慣れた地域で健康に暮らせるよう、感染予防対策や脳卒中予防、日常の健康管理方法、認知症の方への対応の仕方などの講義や演習を実施します。

青森継続看護研究会
青森県における継続看護の質の向上と地域ケア担当者のネットワークづくりを目的として、地域包括ケアの推進とタイムリーな話題をテーマに取リ上げて、教育講演とシンポジウムを開催しています。

健康リーダーの育成
青森県医師会”健やか力推進センター”は、青森県、青森銀行・みちのく銀行、弘前大学、そして健康・医療関連団体のご協力を得て平成27年に設立され、主な事業内容は、地域や企業における健康リーダーの育成です。一日・半日コースの研修により、年間約1,000名の健康リーダーが誕生し、各々の持ち場で活躍しています。目指すものは短命県返上です。

医学研究を助成します独自性豊かな医学研究・医療研究の進展
医学部学術賞
医学研究科及び医学部附属病院の研究者で独創的、かつ、優れた完成度の高い研究を遂行した者、将来の発展を期待し得る研究をした者に与えられます。

弘前大学医師会教育講演会
弘前大学大学院医学研究科の新任教授を講師に迎え、医師を対象とした生涯教育講演会を弘前大学医師会と弘前市医師会が共同で開催しています。講師の専門分野をテーマにした講演会は、参加者が新しい知見を広め交流を深める機会となっています。
